シンガポール造幣局は、マカオ金融管理局による2023年のマカオ太陰ウサギコインを発表しました。それらは新しいマカオ太陰コインシリーズ(2020年〜2031年)の第4弾になります。この高級なコインシリーズが続くことは、「ヴィンチェンツァ・パッラーディオ」賞や世界造幣局長会議の「最も美しい記念貨幣(金貨幣)」賞など数々の国際賞を受賞した前回の太陰コインシリーズ第3弾(2008年〜2019年)の成功の証として見做すことができます。
シンガポール造幣局は、世界中で高い人気を誇るこのシリーズの製造と国際マーケティングを担当する公式造幣局及び海外独占販売代理店に任命されています。
2023年マカオ太陰ウサギコインのデザインは、マカオの世界遺産の特徴を強調し、上品なデザイン要素及び革新的な技能を通じてマカオのユニークな中国とポルトガルの文化の混合を反映しています。さらに、コインの鋳造に使用された最先端の技術は、シンガポール造幣局のデザイン創造性だけでなく、巧みな技能を使いこなし、革新的で新たな技術を導入する手腕を示しています。
コインの表面には、ピンク色のポルトガル風タイルで染められた生き生きとした飼いウサギが描かれています。背景は、デザインをより複雑にする、マカオの都花である蓮で飾られています。また、刻印文字も、マカオ半島の地図をイメージして配置されています。
裏面には、世界遺産に登録されている、マカオ歴史地区にある旧城壁が描かれています。この旧城壁は、港設備の周囲に防御壁を築くというポルトガルの初期伝統の遺跡です。粘土、土、砂、稲わら、砕石、牡蠣殻などを何層にも重ねて圧縮した精巧な構造で、街の守護者として大きな責任を担っています。旧城壁の頑丈さ、強靭さを表現するために、横からの視点で芸術的にデザインされています。
コインの種類は3つあります。すなわち、1オンス999純銀、5オンス999純銀、そして1/2オンス999.9純金です。5オンスの銀貨は煌めくスワロフスキーの水晶が嵌められ、金貨の方は優雅なスワロフスキーのゴールドリングに囲まれ、コレクション全体が「輝かしい」です。
また、マカオ金融管理局は、熱心なコレクターのために、この絶妙なシリーズの1オンス999純銀コインの全12種類のデザインを収集できる専用のコレクターズボックスも発売しています。マカオ金融管理局はマカオにおいて独占的販売代理店であり、マカオ外の国際市場向けのコインの割り当て量には限りがあります。コインの発行は、2023年1月から開始される予定です。
詳細は、シンガポール造幣局のウェブサイトをご覧ください。