ペーパー・マネー・ギャランティー（Paper Money Guaranty, PMG）は、700万枚の紙幣を鑑定したことを発表しました。これを達成したことで、PMGは紙幣の収集において、世界最大且つ最高の第三者格付け鑑定会社の地位を維持することになりました。2005年以来、紙幣の認証と正確な格付けへのPMGの情熱は不動です。PMGは、紙幣を安全に保護し、魅力的に展示するために、光学、安全性、保存の改良を含む技術革新を絶えず行ってきました。
優れた米国の希少品
PMGの高い評価ゆえに、オークション会社は定期的にPMGによって鑑定された紙幣を出品しており、その落札価格は収集家のPMG鑑定の専門性に対する信頼を反映しています。
2020年1月、PMGはブレント・ポーグ博士（Dr. Brent Pogue）の世界的に有名な貨幣コレクションの紙幣を200枚以上鑑定する特権を得ました。ポーグ博士が所有している希少品の中には、米国通貨の最高傑作品がいくつかあります。そして当コレクションにはスタックス・バワーズ（Stack’s Bowers）オークションでそれぞれ10万ドル以上の価格で落札された27枚の紙幣も含まれています。最高落札価格を得たロットは、PMG 65 Gem Uncirculated EPQと鑑定され、432,000ドルで落札された1863年の法定通貨の紙幣です。
一流収集品
PMGの鑑定は世界中で評価されており、PMGに鑑定に提出される大半は米国以外の世界からの紙幣が占めています。最近では、PMGが鑑定した世界中からの紙幣はオークションで素晴らしい結果を達成しています。例えば、最近、ザンジバルの壮観な7枚の紙幣がPMGによって鑑定されました。これらの紙幣は、2022年1月に開催されたスピンク（Spink）オークションで合計85万ドル以上という高値で落札されました。
PMGに鑑定に提出される紙幣の半分以上は中国の紙幣であり、既に300万枚以上の中国紙幣が鑑定され、PMGポピュレーション・レポート（PMG鑑定済み紙幣記録）に登録されています。その中にはオリエンタル・バンクの1860年6月1日の、PMG 12 Fineと鑑定された、知られている中で最も古い香港の紙幣があります。この紙幣は2021年8月にディックス・ヌーナン・ウェブ（Dix Noonan Webb）によって開催されたオークションで161,200ポンド（おおよそ2527万円）という価格で落札されました。
PMGのチームは、現在の主要な紙幣鑑定会社によって未確認の紙幣通貨、つまり「発見」された紙幣の鑑定にも精通しています。実際、時間の経過につれて「失われた」何枚もの紙幣がPMGの多段階認証プロセスで再発見されたのです。例えば、専門家にも何十年も知られていなかった、PMGに鑑定に提出されたある謎めいた紙幣は、ベネズエラの歴史における激動の時代に印刷された、1864年の非常に希少な8レアル＝1ペソ札であることが分かりました。
PMGのホームページはこちらからアクセスいただけます。
PMGによって鑑定された他の魅力的な紙幣は、PMG Galleriesでご覧いただけます。