第33回東京国際コイン・コンヴェンションの体験記

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4月29日~5月1日まで、第33回東京国際コインコンヴェンションが開催されました。新型コロナウイルス発生以来、開かれたコインショーの中で最大規模の一つであり、ロイヤルパークホテルの豪華な会場に、日本のみならず世界中からのディーラーと収集家たちが集いました。大勢のコイン関係者が同好の士たちと長い間交流ができなかったこともあって、予想通り大混雑でした。小規模ながらも弊社も、東京国際コイン・コンヴェンションに参加いたしました。3月末から日本に留学している弊社の独日・英日翻訳を担当しているスクビシュ・ミハウが4月29日に、弊社を代表して参加いたしました。実はこれが彼にとっての初めてのコインショーでしたので、以下で彼がその率直な感想を語ります。

新人が語る

最初はやはり圧倒されました。会場が今まで一度も足を踏み入れたことのない高級ホテルでしたし、大勢の人で賑わっていましたので。私にとっては、完全に新しい世界への入り口でした。初めてのコインショー参加でしたので、どのようなことが私を待ち受けているのか、想像するしかありませんでした。しかし不安よりも、今まで多く翻訳してきたコインやオークションを生で見られることに対する楽しみの方が何倍も大きかったです。

新型コロナウイルスの感染防止対策の一環として入場制限が設けられており、私が到着した頃、来場者がすでに大勢集まっていたので、入場するまで1時間以上も列に並ぶ必要がありました。この大賑わいはコインショーの終了までほぼずっと続きました。

ブースを設置したディーラーは日本のみならず世界中から集まっていました。具体的には日本のディーラーや団体は41のブースで会場の中心を占めており、世界中からのディーラーが13のブースを持って一列に並んでいました。私の出身地であるドイツからは弊社のスポンサーのキューンカー様が参加しました。さらには弊社のパートナーのStephen Album Rare Coins様、Heritage Auctions様、NGC様(すべて米国)やモナコのÉditions Gadoury様もスタンドを持っていました。これは、日本のコイン市場が最近世界中で注目を浴びていることの表れだと言えるでしょう。続いて、シンガポール造幣局、パリ造幣局、そして英国王立造幣局等の6の造幣局もブースを設置し、それぞれ自社の商品を紹介していました。

弊社にとってこのコインショーは、日本のコインの世界と接し、弊社の新しい日本語版ウェブサイト「月刊コイン」のことを知っていただく最高の機会でした。そのため私は月刊コインを代表して多くのディーラーの方々とお話する機会を探りました。非常に不安を覚えていたことも事実ですが、幸いにもすべてのディーラーの方たちに親切に接していただいたのみならず、その多くに話を聞いていただいた後に、月刊コインについて興味を持っていただくことにも成功できたと思います。加えて、大半のディーラーの方々には、弊社のフライヤーをのちにそのお客様にご紹介をしていただくために持ち帰っていただきました。こちらでは、特に泰星コイン様に深く御礼を申し上げたく存じます。なぜなら、泰星コイン様のブースに弊社のフライヤーを置かせていただけましたし、そもそも、泰星コイン様なくしてはフライヤーをこのコインショーに持っていくことすら不可能だったからです。

個人的には、何人かのディーラーの方々が月刊コインのことをすでにご存知でいらっしゃったことが最大の喜びでした。そして、東京国際コイン・コンヴェンションの終了後、弊社のことをより多くのディーラーの方々に知っていただけたのではないかと思っております。総じて言えば、翻訳を通して知ったコインやディーラーの方々に東京国際コイン・コンヴェンションで直接出会ってお話することができたことが、新しい経験として多くの学びを与えてくれましたので、今後もまたコインショーに参加して月刊コインの認知度を高めることに貢献できたらと思いました。

こちらから東京国際コインコンヴェンションの主催者の日本貨幣商協同組合のホームページにアクセスいただけます。