1872年、つまり今から150年前、日本初の鉄道が開業しました。これを記念して、財務省は記念貨幣を発行することを決定しました。量目31.1グラムで直径40ミリメートルのこの新しい記念貨幣の素材は銀であり、額面価格は1000円です。鋳造量は7万枚と設定されています。
表面は色がついており、月岡芳年の錦絵『高輪鉄道之図』を基に、新橋(東京)と横浜を結ぶ日本初の鉄道の一部を描いています。こちらに写っているのは、海中に築かれた高輪鉄道築堤の上を鉄道が走っている様子です。
裏面には、起点・終点駅であった新橋駅の旧駅舎が描かれています。当時の駅舎はもはや存在しませんが、東京に旧駅舎の開業当時の様子を復元した模造があります。
鉄道開業150周年記念貨幣は、2022年10月5日から日本造幣局に郵送でご注文いただけます。コインの価格は12,300円で、2023年2月中旬から出荷される予定です。