リヒテンシュタインのCIT社はコイン市場において、最も興味深いコインを発行している会社の一つです。各国で発行されているこれらのコインは、最先端の鋳造技術が駆使されていることで際立っています。例えば、CIT社の自社開発の「スマートマイニング(smartminting)技術」により、究極の高浮き彫りを実現しました。今回の春期発売では、新しいコインが22枚発行されました。
「Numsimatic Icons」シリーズに属するペガサス硬貨は、明らかに春期発売のハイライトの一つです。そのシリーズでは、アンティークコインの有名なモチーフが最新の鋳造技術を使ってコインに描かれます。アイギナ島のカメとアテナのコインのフクロウに続き、今度は古代ギリシャの強大な町コリントスのコインに鋳造されていた、ギリシャ神話に由来しており、翼を持つ馬ペガサスがコインに描かれました。
Numismatic Iconsシリーズのモチーフの大人気に伴い、今年からすべてのモチーフの金貨も発売されることになりました。
ヘビーメタルのファンは、アイアン・メイデンに敬意を表して鋳造されたコインに目を向けてみるべきです。その世界中で名高いグループの最新のアルバムである「戦術」のカバーが、高浮き彫りと色塗りの技術を使って見事にコインに描かれています。実は以前も、1982年の代表的なアルバム「魔力の刻印」がコインのモチーフとして使われたことがあります。
「Wild Mongolia」シリーズは、CIT社を代表するものの一つです。モンゴルの動物を描いたこのシリーズでは、CIT社開発のSmartminting技術の感銘的な高浮き彫りの可能性が分かりやすいでしょう。オオカミとワシに続き、今年はアルガリがモチーフとして選ばれました。これにより前期の発売で登場したコインに新たな2枚のコイン、すなわち50グラムの250トゥグルグ銅貨と2オンスの1000トゥグルグ銀貨が追加されます。それらは「black proof」と呼ばれる特別な表面処理を受けて鋳造されています。
今回の春期発売の他の注目コインは以下でご覧になれます。
こちらのリンクから2022年春期発売のすべての新発行コインがご覧になれます。
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