2022年1月26日
Künker社、オスナブリュック ドイツ
オークション358–359
2022年1月26日、オスナーブリュックのオークション会社Künkerによって開催されたオークション358及び359は大成功を収め、夜の22時まで続きました。出品された772のロットは予想の700万ユーロを遥かに上回り、1040万ユーロという驚くべき巨額をもたらしました。
ケールモース(Köhlmoos)コレクションは、合計で280万ユーロを獲得することでオークションの成功の一端を担いました。その合計の落札価格は、当初の予想を40%も上回りました。このコレクションの中で最高落札金額を得たのは、賢明公フリードリヒの忠実な肖像が描かれた最古のタイプのクラップミュンツェンターラー銀貨でした。この象徴的な作品は、20,000ユーロの落札予想価格から75,000ユーロという落札価格まで高騰したにもかかわらず、Künker社の最高落札価格のトップ5の品々には入りませんでした。
フリードリヒ・ポプケン氏の珍しい、且つ保存状態の優れたレーザー硬貨のコレクションも満足以上の結果をもたらしました。なぜなら、コレクションの全体の落札予想価格が310,000ユーロであったのに対し、最終的な落札価格は560,000ユーロになったからです。このコレクションの中で最高額を得たのは1666年のアウグスト2世の死去に因んで鋳造された、4ライヒスターラーの価値のレーザー硬貨です。このコインの落札者は25,000ユーロではなく、80,000ユーロも支払わなければいけなかったにもかかわらず、このレーザー硬貨もKünker社の最高落札価格のトップ5の品々には入りませんでした。
確かに、これらの結果は非常に素晴らしいのですが、現在金貨がより高い金額をもたらすことは否定できません。その良い例として、約60枚のバイエルンの金貨を含むシュタッフェル湖のオーバーバイエルンのコレクションがあります。このコレクション全体の落札予想価格は300,000ユーロでしたが、最終的な落札合計額はその250%、つまり2,5倍にも上昇しました!その中でも、1640年にミュンヘン市の再築城にちなみ鋳造されたマクシミリアン1世の5重ドゥカート金貨が最高額を得ました。この金貨はその優れた保存状態ゆえに10,000ユーロの落札予想価格が90,000ユーロ の落札価格になるまで高騰したのですが、それでもKünker社の最高落札価格のトップ5の品々には入りませんでした。
Künker社の最高落札価格のトップ5の品々
それでは、トップ5の品々はどれでしょうか。オークション358及び359で最も高い落札価格をもたらした商品は以下のロットになります。
オークション358及び359の全ての結果は、オンラインカタログからご覧いただけます。
Künker社の春オークションは2022年3月21日から25日及び4月4日から6日にかけて開催されます。そのカタログは以下のお問い合わせ先からご注文いただけます。
Künker, Nobbenburgerstr. 4a, 49 076 Osnabrück(オスナブリュック ドイツ)
Tel.:+49 541 / 96 29 29 FAX: +49 541 / 96 20 222
電子メールでのお問い合わせもこちらから可能です。
オークションへの出品にご興味がある場合は、上記の電話番号で対面でのご面談もご予約いただけます。
Künkerオークション会社に関する詳細は、ウェブサイトに掲載されています。