2022年10月15日
Éditions Victor Gadoury、モナコ
2022年10月15日、モナコのÉditions Victor Gadoury社は興味深いオークションを再び開催します。古代から20世紀までの世界中のコインとメダルを含む979ものロットが出品される予定です。その中ので、イギリス、フランス、そしてサヴォイア家の王室関係のコインのコレクションの続きでイタリアに焦点が当てられています。ただし、アンティーク・コイン、アルトドイチュラント・コイン、そしてハプスブルク家のコインにご興味がある方もオークションのカタログを是非ご一読ください。
アンティーク・コイン
オークションの幕は、金貨の割合が多いギリシャ人、ケルト人、ローマ人、ビザンツ人、そして民族大移動時代の約100枚のアンティーク・コインで開かれます。特に共和政ローマからテトラルキアまでのアウレウスの中に、何世紀にもわたっている際立った由来の持っているコインが多くあります。
例えば、アウグストゥスの2枚のアウレウスがあります。その中の一枚は1949年にアレッサンドロ・マグナグティ伯爵(Conte Alessandro Magnaguti)のコレクションで初めて市場に登場しました。もう一枚はポントン・ダメクール(Ponton d’Amercourt)コレクション旧蔵で、1887年にロラン&フアルダン(Rollin & Feuardent)社でオークションにかけられました。
世界中のコイン
Gadoury社の専門であるモナコの興味深い数枚のコインの後、世界中のコインの850ものロットが続きます。ロットの多様性は、50カ国弱からのコインが出品されていることでも明らかです。そのため、どなたでもご興味のあるものを発見できるでしょう。
フランス
フランスのコインは、Gadoury社のオークションにおいて中心的な地位を占めています。歴史的にも貨幣としても非常に重要な珍品を含むフランス由来のロットは、200に及びます。
その中で最も高いのは、歴史の観点からも非常に興味深い究極の珍品が一枚あります。それは、権力を握ることのなかったフランス王アンリ5世を描いている試鋳貨です。さらにGadoury社は、流通することのなかった、若き頃のアンリを描いている極めて珍しい5フランの2重試鋳貨が出品されていることを誇りに思っています。またこのコインは、NGCが鑑定したものの中で最も美しい標本です。
英国
Gadoury社の2022年秋期オークションには、イギリスのコインのロットが60以上もあります。コインに精通している方でも、究極の珍品を発見できるでしょう。例えば、護国卿オリバー・クロムウェルの20シリングの試鋳金貨の他に、アン女王の一枚のコインとジョージ2世のコインを2枚含む人気のある5ギニー金貨があります。
200,000ユーロと落札が最も高く見積もられているロットは、5ギニー金貨ではなく、名高い鋳造師ウィリアム・ワイオンが1831年にデザインした5ポンド硬貨なのです。この絶品は知られている限りでは6枚から10枚しか存在していないとされています。
イタリア
今回の秋期オークションではさらに、Gadoury社のもう一つの専門分野であるイタリア諸国とサヴォイア家のコインとメダルの250以上ものロットが出品される予定です。ヴェネツィアを象徴するコインにご興味がある方のために、逸品が用意されています。例えば、ジョヴァンニ・ダンドロ下に鋳造されたドゥカートや評価の割れているニッコロ・トロンのドゥカート等があります。
サヴォイア家
サヴォイア家の王室関連のコインコレクションの続きでさらに、非常に重要なコインが豊富に出品されます。今回もコインは中世からサヴォイア家の王家としての終わりまでまたがっています。また、戦後イタリアの流通硬貨の試鋳貨も何枚かあります。
カタログはÉditions Victor Gadoury社でご注文いただけます。
Éditions Victor Gadoury, 57, rue Grimaldi, 98000 Monaco
電話番号:++377 93 25 12 96、ファックス:+377 93 50 13 39、電子メール:contact@gadoury.com
オークションの資料は、Biddr、Sixbid、そしてNumisbidsでご覧いただけます。
カタログのPDFはGadoury社のウェブサイトでご覧になれます。
オークションの詳細は、Gadoury社のウェブサイトをご覧ください。