2022/10/18–21
キューンカー社、オスナブリュック(ドイツ)
オークション376–378
落札予想合計額が900万ユーロにまで及んでいる4715ものロットの7冊の秋季オークション・カタログの中、3冊はアンティーク・コインに特化しています。それらは2022年10月18日から21日にかけて出品される予定です。今回の出品ロットは広くまたがっています。ケールモース(Köhlmoos)コレクション、「アレクサンドロス大王」コレクション、そして「とある北ドイツの古代愛好者」コレクションの他に、サルトン(Salton)コレクションのローマとビザンチンのコインが市場に登場します。特にサルトン・コレクションは、1970年代まで普通だったように、極美品とそれ以上のものだけでなく、美品というグレードのものも含まれています。これは、ドイツのコイン史にとって重要なコレクションから商品を購入する、お財布に優しい機会なのです。
カタログ376:ケールモース・コレクション
ドイツやヨーロッパのターラーの収集家なら、ケールモース(Köhlmoos)という名を 知らない人はいないでしょう。ところが、企業家夫婦が広範囲の古代コレクションを集めてきたことを知っている人は、少ないでしょう。その古代コレクションが今、市場に登場しますが、他のケールモース夫婦のコレクションと同様、各々のロットの保存グレードが高いことが特徴です。189もの最高保存グレードのロットが新しい所有者を待ち望んでいます。
カタログ376:「アレクサンドロス大王」コレクション
多くの収集家と同様、「アレクサンドロス大王」コレクションを集めてきた「とある芸術愛好家」も当初アレクサンドロス大王に焦点を当てていました。しかし、アレクサンドロス大王と関連のある全てのコインを手にした際、ギリシャ貨幣の他の美しいコインに目を向けました。20年の年月をかけて感銘を受けるようなコレクションを集めてきましたが、そのコレクションは今新しい所有者を待ち望んでいます。
カタログ376:「とある北ドイツの古代愛好者」コレクション
とある北ドイツの古代愛好者が特にシチリア、南イタリア、そしてシラクサ市を好んだことは、カタログ376に掲載されている81のロットを見れば、すぐわかることでしょう。4分の3ものコインがシチリア島、その大半はシラクサ市のものなのです。
カタログ376:ローマ・コイン
貴重なアウレウス、ソリディウス、最高な保存状態のセステル、キストフォロス、あるいはロケットを収集されている場合、オークション376でコレクションに追加するためのものを必ず見つけられるでしょう。このコレクションの範囲は共和政ローマ当初の青銅貨から、民族大移動期のコインまでまたがっており、共和政ローマとローマ帝国のコインだけでなく、ローマ属州のコインまで含まれています。また、広範囲な価格帯がこのコレクションの特徴であるため、誰でもご購入できるお気に入りのコインを見つけられるでしょう。
オークション377/e-Live Premium 378:サルトン・コレクション第4部(ローマとビザンチンのコイン)
2022年10月20日から21日にかけて、 1940ものロットのローマとビザンチンのコインがオークションにかけられます。このコレクションは、1950年代に集められてきた古典的なコレクションです。というのも、以前は現代ほど保存状態が重視されませんでした。残存している標本の中で保存状態が最も優れているかよりも、希少性、刻印が正確に中心にあること、スタイル、モチーフに注意が払われました。その結果、保存状態はバラバラです。未使用品の標本もあれば、美品のグレードの標本もあります。キューンカー社は現代のオークション慣行に従い、ロットを10月20日(木)に開催されるホールオークションと、翌日15時以降オンラインで行われるe-Live Premiumオークションに分けることにしました。両方とものロットは併せて1冊のカタログに掲載されています。
キューンカー社秋季オークションのすべてのロットは、オンライン・カタログをご覧ください。
オークションに関する詳細は、キューンカー社のウェブサイトをご覧ください。