2022年4月 6日に、キュンカー（Künker）社の歴史に新たな１ページが書き加えられました。これまでに同社が開催したオークションの中で最高の売上高を達成したオークション・ウィークが、この日の21時をもって終了しました。オークション361 から367の落札予想価格は約900万ユーロ（約12億2,515万円）でしたが、総売上高は2,050万ユーロ（約27億8,950万円）以上になりました。この素晴らしい結果には、アンティークコインが出品された３つのオークションが大いに貢献をしました。
ここでケルト、ギリシャ、共和政ローマ、ローマ帝国時代の４部門それぞれのトップ３のコインをご紹介いたします。
ケルト人のコイン ‐ フレシェ・コレクション
ケルトのコインの最も重要なコレクションの一つであるフレッシェ・コレクションが、2022年4月5日にキュンカーで売却されました。収集家のクリスティアン・フレッシェ(Christian Flesche)氏は、アロイス・ヴェニンガー(Alois Wenninger) 氏の協力のもと、ブリタンニアからコルキス（カフカース地方にあった古代グルジアの王国）まで、ケルト世界の各地から優れたコインを集めることに成功しました。2022年4月5日に落札最高額を記録したケルトのコインのトップ3をこちらでご紹介いたします。
ギリシャ・コイン
キュンカー春のオークション・ウィークの第二部の２冊のカタログに、ギリシャ・コインが紹介されています。特に、ギィ＝シルヴァン＝ポール・バスタン博士のコレクションは、出品されたコインの優れた出所と鑑定されたために際立っており、素晴らしい落札結果を多くもたらしました。古いオークションや有名なコレクションから出品された素晴らしい品質のコインは、非常に高値で売れることを市場が実証しました。ここではオークション365 と367の中から、ギリシャ・コインのトップ３に絞ってご紹介いたします。
共和制ローマ時代のコイン
共和制ローマのコインは人気が高いわりに、比較的安価で収集できる分野とされています。とはいえ、キュンカーの春のオークションでの共和制ローマのコインのトップ3をみると、最高値で落札されたコインが多数あることが分かります。
ローマ帝国時代
春のオークション・ウィークに出品されたローマ帝国時代のコインのトップ３でこのオークション・レヴューを締めくくります。
このレヴューでは高値なコインばかりをご紹介いたしましたが、オークションでは、比較的安価に手に入るコインも多くあります。オークションの結果をどうぞご自身の目で一度ご確認してみてください。コイン収集は、あらゆる方にとって価値のある趣味ですから！
Künker社のお問合せ先：
Künker, Nobbenburger Straße 4a, 49076 Osnabrück（オスナブリュック ドイツ）
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