硬貨、記念硬貨、そしてメダルの違いはなにか?
現代コインの世界は複雑で構造的に捉えることが難しいです。定義上「コイン」に当てはまるものは、普通「コイン」と言われているものの一部でしかありません。それに加えて、特殊や雑種のコインの上、記念貨、収集型コイン、非循環の法貨、地金型金貨等の数多くの誤解を招きやすい概念が存在しています。混乱を防ぐために本記事では、最も重要なコインの種類を概観いたします。
オークションポータルの使い方
オークションポータルサイトは、コインの取引にとってインターネット時代の大きな成果です。なぜなら、ディーラーも収集家も、両者ともオークションポータルサイトで利益を得るからです。このようなオークションポータルサイトをまだ利用したことがない方のために、本記事では「Sixbid」というオークションポータルサイトとその使用方法をご紹介いたします。
ヘリテージの2022年最初のオークションは世界中の希少品で幕開け
ヘリテージ・オークションズ社は2022年1月10日から19日まで開催されるニューヨーク国際オークションにおいて、世界中から多数の希少なコインを出品します。特にイギリスとラテンアメリカからは、落札予想価格40万ドルの1839年の「ウナとライオン」のようなレベルの希少なコインが出品されます。
オークション・プレヴュー:最高品質コイン、幅広い価格帯から出品の予定
2022年2月1日から2日にかけてKünker社が開催するオークションに、究極の美品を追求する収集家のコレクションが出品される予定です。その中には落札予想価格10ユーロのコインから4桁の珍品まで、保存状態の完璧なコインが幅広く含まれています。
オークション・プレヴュー:Künker社の最高級ターラー銀貨
Künker社は1月、合計で700万ユーロと見積もられているおおよそ800ものロットが出品されているオークション358及びオークション359を開催予定です。オークション358には保存状態の非常に優れたターラー銀貨の「Köhlmoos」コレクションが含まれています。
バイエルンの童話王ルートヴィヒ2世の貴重なコイン
ドイツを訪れたことのある人ならば、ノイシュヴァンシュタイン城、ヘレンキームゼー城、リンダーホーフ城等の童話王ルートヴィヒ2世のこれらの城をご存じかと思います。その美しき王の肖像は、Künker社によって間もなく販売される予定の貴重なコインに描かれています。そのためこちらでは、ルートヴィヒ2世とそのコインの物語をお伝えいたします。
未使用品以外のコインにもご注目
最高保存状態のコインは現在、非常に値段が高いです。そのため、保存状態の異なるものにも目を向けるべきかもしれません。この記事では、ハイデルベルク・コイン販売店(Heidelberger Münzhandlung)のオークション83のいくつかの例をご紹介いたします。
Kingold社と中国の偽物金準備高
中国の金取引業者Kingoldは融資の担保に83トンもの金塊を差し出しました。これは中国全体の金準備高のおおよそ5%に相当します!しかしながら、そのほとんどはなんと、薄い金メッキで覆われた銅塊でしかないことが判明し、債権者は何十億もの借金を抱えることになったのです。
Greysheet提供:市場の動き(2022年1月)
毎月のコラム「市場の動き」では、米誌「The Monthly Greysheet」の編集者であるパトリック・イアン・ペレズ氏にアメリカのコイン市場の動向についてご報告をいただきます。
日本貨幣関係史 1:江戸時代の金融および貨幣制度の遺産
「日本貨幣関係史」でサイモン・ジェイムス・バイスウェイ氏による日本の貨幣史についての考察を連載でご紹介いたします。